築竹な日々 このページをアンテナに追加 RSSフィード

本の活字による分類は2005-04-09にあります。
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2005-12-20「ズ」だけ違う このエントリーを含むブックマーク

『活版見本』(東京築地活版製造所、明治36年11月)から六号かな書体の採取をしているのですが、いまごろカタカナのデータを整理しはじめて、気づいたことがあります。

f:id:karpa:20051220192814p:image 右図がそうなのですが、 f:id:karpa:20051111004633p のズの部分を比べてみると、明朝風から五号のようなのに変化しています。そうしてみると、ヴ、ツ゚が同じような書風に変化しているのが見て取れます。六號の癖 (+ PCC + / Diary)や、id:karpa:20051011で傍証に用いた辞苑などを再び見直すと、この36年当時のカタカナをベースに修正したものだと気づきました。かなりの文字に改良が加えられてはいるものの、「リ」などはほとんどそのままです。ヴも36年のものですが、ただ「ズ」は古いもののようでした。

辞苑がポイント活字なのか号数活字なのかも知りえておりませんし、この改刻がどこの手になるのかもわかっていませんが、秀英の六号を考えると、小さいサイズを中心に手を入れて行ったのではなかろうか、などと想像させてくれます。空想で終ってしまいましたが今日は之にて。

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